自治会の役員になって、防災担当を任されたのをきっかけに「防災士」という資格を知り、費用の助成があると聞いてネットで調べ始めた。そういう方、けっこういるんじゃないかと思います。ところが調べてみると「横浜市」と「都筑区」と「自治会」が入り乱れて、どこに聞けばいいのか、個人で申請できるのかが、なかなか分かりにくい。
『イイコトつづき』のエリア担当ライター、タカヤマダです。都筑区に住んで十年以上になりますが、制度がらみのことを調べると「どこを見れば答えが出るか」が分かりにくい案件が多いものです。
この記事では、防災士の資格と助成制度の関係、都筑区と横浜市の制度をどう見分けるか、個人向けか団体向けかの違い、受講前に確認しておきたい順番を、わたしなりに整理しています。
防災士の資格と助成制度は別の話
防災士は、日本防災士機構が認定する民間の資格です。研修講座を受講し、試験に合格して登録するという流れで取得します。費用は研修費・試験料・登録料あわせておおむね数万円規模になります。
助成制度はこの費用の一部を補う仕組みですが、「資格制度」と「助成制度」は運営する組織がまったく別です。資格のことを防災士機構のサイトで調べても、助成の話は出てきません。調べる窓口を最初から分けて考えておくと、混乱が少なくなります。
都筑区と横浜市、どちらを先に見るか
迷いやすいのが、「都筑区のサイト」と「横浜市のサイト」のどちらを見ればいいか、という点です。防災に関する制度は横浜市全体の方針のもとに各区が運営する形が多く、都筑区のページから入っても横浜市のページへ飛ぶことがあります。
わたしが確認した時点では、都筑区の公式ページに「町の防災組織活動費補助金」という制度が掲載されていました。これは自治会・町内会等の地域団体の自主防災活動を対象にした補助です。個人への直接助成とは仕組みが異なります。
個人向けか地域団体向けかを先に見る
助成制度には大きく「個人が申請する制度」と「地域団体が申請する制度」の二種類があります。横浜市では、2025年9月時点で市民個人が直接申請できる防災士資格取得費用の助成制度は確認されていません。ただし制度は年度ごとに見直されることがあります。
一方、自治会や自主防災組織が申請する補助制度の中に、防災士の資格取得費用が含まれる場合があります。個人で動く前に、所属する自治会の担当者に聞いてみるのが、実は一番早い確認方法だったりします。
助成の対象になりやすい費用の種類
防災士の取得にかかる費用は、大きく四つに分かれます。どの費用が助成の対象になるかは制度によって異なるので、申請前に内訳を確認しておく価値があります。
- 研修講座の受講料
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認定研修機関が実施する講座を受講するための費用です。
- 教材費
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受講時に使用するテキストなどの費用です。
- 資格取得試験の受験料
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防災士機構が実施する試験を受けるための費用です。
- 資格認証登録料
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合格後に防災士として登録する際にかかる費用です。
助成制度によっては受講料のみが対象だったり、登録料は含まれなかったりします。受講を申し込む前に、どの費用が対象かを制度の要件で確認しておくと後で焦らずに済みます。
受講を決める前に見ておきたい条件
助成制度には申請条件があります。よく迷うのが「受講後に申請するのか、受講前に申請が必要なのか」という点です。受講後に申請するタイプの制度でも、事前の届け出や承認が必要なケースがあります。
- 申請者が個人か団体かの区分
- 都筑区在住・在勤などの居住条件
- 自治会・防災組織への加入状況
- 受講前の事前申請の要否
- 補助率や上限金額の設定
条件は年度ごとに変わることがあります。「昨年度と同じ」と思って動くと、対象外になっていたというケースもあるようです。受講申し込みの前に、該当年度の要件を必ず公式で確認しておくことをおすすめします。
受講申し込み前に動く順番の目安
わたしがこの制度を調べたときに「先にこの順番で動けばよかった」と思ったのは、まず制度の存在確認より前に申請経路の確認をする、という点です。制度の詳細より先に「誰が申請するか」を固めておくと、その後の調べ方が一本道になります。
団体経由の助成がある場合、ここで分かります。
区の今年度の制度内容と申請可否を確認します。
市全体で個人向け制度が新設されていないかを見ます。
先着順や予算上限がある場合、時期がずれると対象外になります。
予算や受付時期で変わるという前提
助成制度には予算の上限があります。先着順で受付終了になることもあります。「制度がある」と確認できても、申請タイミングによっては受付が終わっていることがあります。
なんとなく不安になりますよね。ただ、これは都筑区だけの話ではなく、補助制度全般に共通する仕組みです。毎年同じとは限らないというのを前提にして動くと、焦りが少なくなります。
地域活動との関わりで見られやすい条件
団体経由の助成では、申請者が地域の防災活動に継続的に関わることを条件にする場合があります。資格取得後に地域で活動する意思や実績が問われるケースも、制度によってはあります。
自治会の防災担当として動いている方なら、この条件には自然に当てはまりやすいかもしれません。ただ、「関わっていれば必ず対象」とも言えないので、申請前に要件を確認しておくのが無難です。

自治会の担当者に聞くだけでも、かなりスッキリします
公式情報をどこで確認するか
都筑区の制度については、横浜市都筑区の公式ウェブサイト内にある防災・地域安全のページが一次情報です。年度が変わると内容が更新されます。まとめサイトや口コミは参考程度にとどめて、最終的には公式ページで確認する流れをとるのが安心です。
横浜市全体の防災関連補助については、横浜市の市民局や危機管理局のページを確認します。個人向けの新たな制度が加わっていることもあります。
動き始める前に気をつけたいこと
先に結論を言うと、受講を先に済ませてから助成を調べると、対象外になることがあります。特に「事前申請が必要な制度」の場合、受講後の申請は認められないケースもあります。
受講申し込みの前に制度の要件を確認するという順番は、わたしが一番大事だと思っている点です。自分自身がうっかりしやすいタイプなので、こういう順番のミスは後で気づいても取り返せないことがあると分かっています。
向かない状況と気にならなくていい点
自治会に加入していない個人の方が、都筑区の補助制度を使って防災士の費用を賄うのは、現時点では難しい状況です。地域団体を経由する制度が多いため、個人での申請経路が限られています。
一方で、自治会の防災担当として動いている方や、自主防災組織に関わっている方なら、団体経由で動ける可能性は十分あります。制度がないのではなく、経路が違うだけ、というイメージで探すほうが見つかりやすいかもしれません。
迷っている方へ、今週末の小さな一歩
今週末、自治会の担当者に一本LINE(か電話)を入れてみるだけでも、話はずいぶん前に進みます。「防災士の助成ってうちの自治会で使えますか」と聞くだけ。それで団体経由の制度があるかどうかが分かれば、次に都筑区の窓口へ確認するかどうかも判断しやすくなります。
制度の細かい要件よりも、まず「誰に聞けばいいか」が分かると気持ちが楽になる。わたし自身そういうタイプなので、最初の一手が見えるだけで動き出せる感覚がよく分かります。
この記事が、制度の全体像を少し整理するきっかけになったらうれしいです。今日一つだけ、確認する相手を決めてみてくださいね。











